ペット保険は損?おすすめNo.1 FPC保険の保険料を考えてみた

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ペット保険を検索すると、以下のような理由から、FPC保険がおすすめ上位に上がることが多いです。

  • 支払い額が業界の中で最安値水準(2021年8月現在)
  • 12歳以降の保険料が一定(値上がりしない)
  • 免責金額が無く、少額の治療費でも保険金が支払われる
  • 歯科治療や膝蓋骨脱臼(パテラ)などまでカバーしていて保証が手厚い
  • 通院、手術、入院のすべてに対応している
飼い主
飼い主
でも、保険料もバカにならないじゃない。保険って元が取れないから入らないわよ。
飼い主
飼い主
貯金しておけば済むことだしね。

と思って加入していない方も多いかもしれませんね。私もそう思っていました

しかし、いろいろ計算してみて、FPC保険がかなり良心的な値段設定であることがわかりました。

FPC保険に入ろうかどうしようか迷っている方に、少しでも参考になったら嬉しいです。

保険料の元は取れるのか?年単位の支払総額で考えてみる

具体例をあげて、まず、年単位で保険料の元が取れるかどうか考えてみましょう。

5歳の小型犬が肛門腺炎で¥15,000の治療費がかかったとき

保険に入っている場合とそうでない場合と、動物病院に支払う金額はどのように違ってくるでしょうか。

保険金 自己負担額
70%プラン ¥10,500 ¥4,500
50%プラン ¥7,500 ¥10,500
保険無し —— ¥15,000

やっぱり保険があると心強いですね。
しかし自己負担額が少ないのは、あらかじめ保険会社に保険料を払い込んでいるからなのです。

5歳時の年間保険料(¥31,950)を足すと、自己負担額の合計は以下のようになります。

保険金 自己負担額+年間保険料 総 計
70%プラン ¥10,500 ¥4,500+¥31,950 ¥36,450
50%プラン ¥7,500 ¥10,500+¥31,950 ¥39,450
保険無し —— ¥15,000+¥0 ¥15,000

という事で、実際は保険に加入していない方の自己負担額の方が少なく、保険料の元は取れていません。

3歳の小型犬が食中毒で¥50,000の治療費がかかったとき

この場合はどうでしょうか?

保険金 自己負担額+年間保険料 総 計
70%プラン ¥35,500 ¥15,000+¥21,250 ¥36,250
50%プラン ¥25,500 ¥25,500+¥21,250 ¥46,750
保険無し —— ¥50,000+¥0 ¥50,000

この場合は、保険に入っていた方が自己負担額が少なくなりました!

保険で元が取れる、つまり、支払い総額が保険料よりも安くすむラインがありそうです。

これは、ざっくりと以下の方程式で割り出すことができます。

損益¥0の治療費=Xとすると、

70%プランの場合:X=治療費×0.3+X
50%プランの場合:X=治療費×0.5+X

注:この式は、手術¥100,000(年1回)・入院¥125,000(年3回)・1日の支払い限度額¥12,500(年30日)などは考慮されていません。

これを、年ごとの保険料を当てはめて計算してみると、以下のようになります。
例:小型犬で70%プランのとき

年 齢 年間保険料 損益¥0になる治療費
0〜4歳 ¥21,250 ¥30,357
5〜11歳 ¥31,950 ¥45,642
12歳〜 ¥40,200 ¥57,428

 

例:小型犬で50%プランのとき

年 齢 年間保険料 損益¥0になる治療費
0〜4歳 ¥16,950 ¥33,900
5〜11歳 ¥25,500 ¥51,000
12歳〜 ¥32,250 ¥64,500

それぞれ、思ったより低い金額ではないですか?

飼い主
飼い主
でも、ウチのペットは年間こんなに治療費かかってないわよ

はい、そうかもしれません。我が家の犬も、そうなんです。

保険の対象になりそうな治療費って、ここ数年は毎年1万円ちょっと。保険に入らない方が断然お得なんです。

保険料の支払い総額で考えてみると

FPC保険は、支払い総額が最安値水準のペット保険なのです(2021年8月現在)。

小型犬の場合で支払い総額を検証してみます。

検証例…小型犬。0歳〜15歳*まで加入する(年払い)。*:小型犬の平均寿命は15歳

総保険料 損益¥0の治療費
70%プラン ¥490,700 ¥701,000
50%プラン ¥392,250 ¥784,500

注:手術¥100,000(年1回)・入院¥125,000(年3回)・1日の支払い限度額¥12,500(年30日)があり、場合によっては損益¥0の治療費がもっと高額になる可能性があります。

飼い主
飼い主
70万超えてるじゃないか!やっぱりこんなに払うのはムダに思えるよ。

と、つい思ってしまいそうになりますが、実際の治療費の例を見てみましょう。

実際の治療費は支払い総額を超えるのか?

最近、実際に聞いた話ですが、

飼い主
飼い主
ウチの10歳のトイプーが虫歯になっちゃってね、麻酔代、人工呼吸器の使用料、入院費、MRIとあと薬代、などなど結構高額で。虫歯1本抜くのに10万円かかっちゃったのよね。

ということでした。

人のように、虫歯を抜く最中におとなしくしているということができないので、とにかく費用がかさんでしまったようですね。

骨折や悪性腫瘍などもっと重い怪我や病気の場合は、数10万から100万円前後かかることもあります。

最近のペットは平均寿命が伸びたぶん、病気になったり、ケガをする確率もやはり多くなります。

一例ですが、以下のような治療費がかかることは珍しくないのではないでしょうか。

  • 虫歯を2、3本抜いた…計20〜30万円位
  • 皮膚炎や食道炎など軽い病気に数回かかった…計20万円位
  • 何かしら手術をした、または晩年に慢性疾患にかかって薬代がかさんだ…計20万円位

そして単純に足しても、総計60万〜70万円ぐらいの出費になります。

しかも、FPC保険の場合は、

 年間の支払い上限が85万円

なんとも、太っ腹ではないですか。

それでも保険料がもったいないと考える場合は、変則的なわざも

ペット保険が必要となる2つの山

飼い主
飼い主
でもうちのペットは本当に健康なのよ。年間の治療費もほとんどかからないし。

あくまでも筆者の経験則ですが、ペットの治療費が大きく保険が必要になる年齢には、ざっくりと2つの山があるように思えます。

まず1つは生後まもない頃から満1歳ぐらいまでです。

ペットも生き物ですからどうしても生まれながらに弱い個体というものがあって、そういう個体は生後まもない頃からいろいろなトラブルが発生します。

また、子犬・子猫の頃は好奇心いっぱいで何かしら誤飲してしまったり、骨も弱く骨折もしやすいです。

飼い主の方も初めて飼うペットだった場合、不慣れで事故を起こしやすかったりもします。

もう1つの山は、言うまでもなく慢性の病気にかかりやすいシニア期です。

動物病院にてお会計時にたくさんの薬と引き換えに、万単位のお金を支払っている飼い主さんを、見かけたことはありませんか?

FPC保険は一度やめて再加入することが可能

とりあえず0歳から1歳まで加入して、この子はそんなに病気しなさそうだなと思ったら一旦やめて、また8歳の時に再加入するという手もあります。

例えば小型犬0歳から1歳まで加入して一旦やめて、またさらに8歳から加入して15歳まで生きたとします。

保険料 損益¥0の治療費
70%プラン ¥331,000 ¥473,000
50%プラン ¥264,900 ¥529,800

注:手術¥100,000(年1回)・入院¥125,000(年3回)・1日の支払い限度額¥12,500(年30日)があり、場合によっては損益¥0の治療費がもっと高額になる可能性があります。

だいぶ、現実的にかかる治療費と思える額になってきたのではないでしょうか。

この方法の欠点

保険に加入していない時期、この例ですと2歳から7歳までの間は、何か突発的なトラブルが起きても保険には頼れません

また加入していない時期に何か慢性の病気にかかってしまったときは、再加入したときにその病気については免責対象となる可能性があります。もしくは、まったく再加入できない可能性もあります。

「何かあったときのために」という保険本来の目的から考えると、0歳から終身まで継続して加入した方が安心ではあります。

FPC保険は8歳10ヶ月までには申し込む必要があります

飼い主
飼い主
なるほどその支払い金額から考えると、保険としてのコスパは悪くないな。
でも今のところ健康そうで必要ないから、9歳前のぎりぎりで加入しよう

この場合は8歳10ヶ月までには申し込んでください

FPC保険のホームページなどを見ると8歳11ヶ月まで加入可能と書いてありますが、実際は申し込んだ日から契約日まで最短で21日間の日数が必要です。

つまり、8歳10ヶ月と10日を過ぎた時点で申し込むと、契約日には9歳になってしまうので保険に加入できないのです。

ぎりぎりまで待っていると、ついうっかりと期日を過ぎてしまったりして、契約できない可能性が高くなります。

加入しようと思ったら、8歳10ヶ月までには加入の申し込みをしましょう

実際に我が家は8歳11ヶ月まで待って、この記事を書くために色々と計算していたら、加入できる時期を過ぎてしまいました(実話)!

我が家の場合は、後の選択肢としてシニアペット向けの高い保険に入るか、保険に加入したつもりで貯金するしかなさそうで、何ともとほほな状態です。

皆さんはどうぞお気をつけて、我が家の二の舞になりませぬように、お早めにご検討くださいね