くらし

あわや火事に!意図的でないフランベからの火事を防ぐためのチェックポイント5点

furambe fire

フランベって、どうなの?炎を上げるんでしょ、火事にならないのかな…?

そのように心配しておられる方はいらっしゃいませんか?

私シロウミは、先ごろ鶏肉を煮ようとして意図せずフランベ状態になり、火事を起こしそうになりました。

フランベで火事を起こす可能性もあるのだな、と認識した次第です。

以下、どのように火事になりそうになったのか状況を説明し、また、火事にならないための対策も考えてみたいと思います。

厚手のホウロウ鍋にアルコール多めの調味料を入れて強火にかけたところ…、炎が!

厚手のホウロウ鍋に、酒、みりん、醤油をそれぞれ60cc位と砂糖大さじ1杯、ショウガひとかけを入れて、火にかけました。

急いでいたので強火にして蓋を閉めます。

「沸騰したら鶏肉を入れないとね…。」

そう思って蓋を開けたら、何と、鍋と蓋の両方から炎が立ち上りフランベ状態になりました。

ひぇ~~~

furambe pot fire

鍋だけから炎が上がっているのだったら鍋に蓋をすれば良いのですが、蓋からも炎が上がっているので身動きがとれず、一瞬呆然となってしまいました。

幸い、焦って固まっている間の数秒後に、炎は治まりました。

フランベ状態になってしまった原因

ホウロウ鍋の蓋は重くて、水蒸気で鍋のふちは密閉されていました。

酒とみりんがそれぞれ60ccも入っていたので、アルコールぶんはかなり多め

沸騰した鍋の中でアルコールぶんが気化して充満していたところで蓋を持ち上げたために、一気に引火して、炎が立ち上ったんですね。いや焦りました。

ただ、炎が上がっている蓋のつまみを持ち続けていたにもかかわらず、幸いにも熱さはあまり感じなかったです。

アルコールの炎は200℃以上はあるはずなんですがね…。

炎が収まってもしばらくは立ち尽くしていました。怖かったです。

炎が周りの何かや自分の服に燃え移らないで、火事を出さないでよかった。

換気扇のフィルターが部分的に溶けていた!

念のため、換気扇フィルターをチェック。すると…。

フランベ 溶けたフィルター

炎を吸い込んだのでしょうか、それとも熱気が原因だったのでしょうか、フィルターの端が黒く焦げて溶けています

危なかったです。

レンジフードの取扱説明書によると、換気扇のフィルターを重ねて使うことは非推奨ですから、これで火事が発生してしまったら100パーセント自己責任すね。

フランベで火事を出さないためにはどうしたらいいか?

それでも、ステーキの仕上げやクレープシュゼットなどのお菓子作りのときに、ご家庭でフランベを楽しみたいなと思われる方はいらっしゃいますよね。

また私のように、意図しなくてもアルコールに引火して炎があがることもあるのでは、と思います。

予期せぬフランベに備えて、あらかじめ以下のような対策をしてみてはいかがでしょうか?

  • 台所のコンロ近くには、燃えやすい物を置かない
  • 自分に火が付きにくい服装で調理する。
  • 換気扇を止めてからフランベする。
  • あらかじめ手元に蓋を用意しておく
  • コンロ周りを耐火性にする。

台所のコンロ近くには、燃えやすい物を置かない

台所の火事対策の基本中の基本ですね。

私もこの事件の後は、ミトンなどを離れた場所に即座に移動しました。

自分に火が付きにくい服装で調理する

特に袖口に注意しましょう。

長袖のときは、アームカバーなどを装着するのも一つの方法です。

あらかじめ換気扇を止めてからフランベする

レンジフードの取扱説明書によると、

調理中、油に火がついたときは、運転を止めること

フジテックの取扱説明書

と書いてあります。

我が家もそうでしたが、換気されると炎が高く上がります。

フランベする前に、あらかじめ換気扇を止めておきましょう。

あらかじめ手元に蓋を用意しておく

思いのほか火が上がったら、慌てずに蓋を閉めましょう。我が家の場合は蓋も発火していたのでこの技は使えませんでしたが、通常はこれで炎はおさまります。

コンロ周りを耐火性にする

不燃性・難燃性の換気扇フィルターを使用するのも、一つの方法ですね。

不燃性・難燃性のおすすめ換気扇フィルター2種を使い較べた徹底レビュー シロウミは、大量のアルコールを使用した料理を作っているときに、フランベの炎が立ち上って換気扇フィルターが溶けてしまった経験があります。...

フランベで火事を出さないためのチェックポイントまとめ

アルコールに引火した炎は思いのほか、勢いよく高く上がります

あらかじめ以下の対策をしておけば、いざというときも安心ですね。

  • 台所のコンロ近くには、燃えやすい物を置かない
  • 自分に火が付きにくい服装で調理する。
  • 換気扇を止めてからフランベする。
  • あらかじめ手元に蓋を用意しておく
  • コンロ周りを耐火性にする。

では、くれぐれも火事にならないように気をつけてお料理を楽しんでくださいね。